ウォルシュ米労働長官が辞任へ、バイデン政権の閣僚で初

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ウォルシュ米労働長官が近く辞任する見通しとなった/Anna Moneymaker/Getty Images

ウォルシュ米労働長官が近く辞任する見通しとなった/Anna Moneymaker/Getty Images

(CNN) ウォルシュ米労働長官が近く辞任する見込みであることがわかった。情報筋2人が明らかにした。バイデン政権で初の閣僚の辞任となる。

情報筋によると、ウォルシュ氏は北米プロアイスホッケーNHLの選手組合を率いる仕事のオファーを受けた。バイデン政権では過去2年間で誰も閣僚を辞任していない。

バイデン氏の側近ではクレイン大統領首席補佐官とディーズ国家経済会議(NEC)委員長も退任する。クレイン氏は8日が最終日となり、後任には新型コロナ対策調整官を務めた経験のあるジェフ・ザインツ氏が就く。

ウォルシュ氏の辞任で、バイデン氏は重要な支持基盤である労働組合との橋渡し役を失うことになる。ウォルシュ氏は昨年11月のストライキの回避など、過去2年間労使間の複雑な協議に水面下で対応し、政権内でも重要人物と位置付けられていた。

政治家としては、過去にアルコール依存症だったことを公表し、労働長官就任後は依存症からの脱却プログラムで省庁横断的な議論を進めていた。

ウォルシュ氏はバイデン氏との関係が長く、2013年のボストン市長選当選の際には当時副大統領だったバイデン氏から祝福の電話をもらった。16年大統領選では、民主党候補のヒラリー・クリントン元国務長官が勝利していれば労働長官に指名されていたとの臆測も流れていた。

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