金属工場で爆発、13人搬送 2人重体 米オハイオ州
(CNN) 米オハイオ州オークウッド近郊の金属工場で20日午後、爆発が発生して火災が起き、消防によると13人が病院に搬送された。
火災は金属合金工場の建物で発生。4人が搬送された病院は、少なくとも2人が重体となっていることを明らかにした。
オークウッドビレッジ消防局によると、数人がやけどを負っているほか、1人が現場で手当てを受けた。従業員らは全員の安否が確認できているという。
爆発は現地時間の午後3時ごろ発生し、周辺にがれきが飛び散った。火災は午後5時ごろまでにほぼ鎮火した。
現場にはツインズバーグ消防局など複数地域にまたがる消防局の隊員が出動している。ツインズバーグ消防局によると、出火原因は明らかになっていない。
オークウッドビレッジの職場にいたというステファニー・デイビスさんは、突然建物全体が揺れ始めたため、窓の外を見ると、300メートルほどしか離れていない建物で大きな黒煙が立ち上るのが見えたと証言。同僚と共に外へ出ると、屋上や駐車場にがれきが飛び散っていたという。
「近隣のビルの窓ガラスが私たちの目の前で割れ、車が損傷し、地面に落ちたがれきが燃えていた」とデイビスさんは話す。フェイスブックには、燃え続ける建物から大きな煙が立ち上る映像や、駐車場で燃えるがれきと損傷したトラックを写した写真が投稿されている。
デイビスさんは、「再び小さな爆発音が聞こえ、みんなが車に乗ってその場を離れたり、職場のある建物に避難したりした」と話している。
ツインズバーグ消防局は住民に対し、現場に近寄らないよう呼びかけている。