米、習主席にゼレンスキー大統領との会談促す
(CNN) 米国が、習近平(シーチンピン)国家主席に対して、ウクライナのゼレンスキー大統領と直接会談を行うよう促していることがわかった。サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)が13日、明らかにした。習氏をめぐってはゼレンスキー氏と電話会談を行うとの報道が出ていた。
サリバン氏は大統領専用機「エアフォースワン」で記者団に対し、「我々は習主席に対してゼレンスキー大統領と接触するよう働きかけてきた」と説明。その理由として、中国と習氏自身がウクライナでの情勢について、ロシアの視点からだけでなく、ウクライナの視点からも直接話を聞くべきだからだと述べた。米国は中国政府に対して会談を行うよう提唱しているという。
サリバン氏は、中国に対して公の場でも非公開の場でも対話を促していると述べた。
サリバン氏によれば、米国の当局者が同日、ウクライナの当局者と話をした。ウクライナ側は習氏との電話会談やビデオ会談が行われるという正式な確認を受け取っていないという。
サリバン氏は、習氏とゼレンスキー氏の会談が行われることを希望すると述べた。会談が、中国の取り組み方により多くのバランスと視点をもたらし、ロシアに法的支援の提供を選択することを思いとどまらせ続けてほしいと述べた。