サイバー犯罪の被害総額、昨年は全米で1.3兆円超 FBI報告

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
全米で昨年報告されたインターネット犯罪の被害総額は100億ドルを超えたという/391454149/kite_rin - stock.adobe.com

全米で昨年報告されたインターネット犯罪の被害総額は100億ドルを超えたという/391454149/kite_rin - stock.adobe.com

(CNN) 米連邦捜査局(FBI)はこのほど、全米で昨年報告されたインターネット犯罪の被害総額は100億ドル(約1兆3000億円)を超えたとする年次報告書を発表した。

報告書によると、2021年の被害総額から30億ドル以上増え、過去5年で最悪の記録となった。特に、仮想通貨を使った投資詐欺の件数は3倍近くに急増した。

被害を報告した人の年齢は30代が最も多かった。また、技術サポート窓口や政府機関を装った電話による「コールセンター詐欺」では高齢者の被害が目立ち、被害額の3分の2にあたる7億2400万ドルを60歳以上の年齢層が占めた。

ランサムウェア(身代金ウイルス)の被害額は約3400万ドルにとどまった。ただしFBIによれば、被害を受けながら届け出ていない企業、団体も多いとみられる。

昨年はランサムウェアグループ「Hive」による攻撃が87件報告された。FBIは今年1月にHiveの活動を停止させたと発表したが、それまでに病院や学校など、世界で1億ドルを超える被害が出た。

顧客や親族になりすまして送金を求めるビジネスメール詐欺(BEC)では、21年より3億ドル多い総額27億ドルの被害が報告された。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「米国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]