3歳児が銃誤射、4歳の姉が死亡 米テキサス州のアパート
(CNN) 米テキサス州ハリス郡のアパートで12日、3歳の女児が銃を誤射し、4歳の姉が撃たれて死亡した。郡保安官が語った。
同保安官は、3歳児に銃を撃つ意図はなく、偶然だったとの見方を示したうえで、「悲劇」を避けることは十分に可能だったと述べた。
保安官によると、アパートにはこの日、幼い姉妹のほかに親族や友人ら大人5人が集まっていた。
発砲時、姉妹は2人だけで寝室にいた。両親は互いに、相手が子どもをみていると思っていたという。
保安官は「このような状況では、銃の管理を怠った者が罪に問われる可能性が非常に高い」と述べた。
米銃規制推進団体「エブリタウン・フォー・ガン・セーフティー」のデータによれば、米国内で2015~20年に起きた未成年者による銃誤射は少なくとも2070件に上り、765人が死亡、1366人が負傷した。このうち39%は、9歳以下の子どもによる発砲だった。
米NPO「カイザー・ファミリー財団」が昨年発表した研究によると、米国では1~19歳の年齢層で銃撃による死者数が交通事故の死者数を上回り、死因のトップに立っている。世界の大国のうち、子どもの死因で銃撃がトップ4に入っているのは米国だけとされる。