ロシアに戦術核移動の兆候なし、ベラルーシへの配備合意受け 米NSC高官

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ロシアが戦術核を移動させた兆候は全くないと米NSCのカービー戦略広報担当調整官/Evelyn Hockstein/Reuters/FILE

ロシアが戦術核を移動させた兆候は全くないと米NSCのカービー戦略広報担当調整官/Evelyn Hockstein/Reuters/FILE

(CNN) 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官は30日までに、プーチン大統領が隣国ベラルーシへの戦術核の配備合意を発表した後、ロシアが戦術核やその種の何らかのものを移動させた兆候は一切把握していないと述べた。

また、プーチン氏が大量破壊兵器、ましてや核兵器をウクライナ内で使用する何らかの決定を下した兆候も一切ないと記者団に表明した。「事態を極めて注意深く監視し続けているが、米国の戦略的抑止力の態勢の変更を迫るようなものは何も目にしていない」とも語った。

プーチン氏が国営テレビでベラルーシへの配備合意を明らかにしたのは今月25日で、カービー氏の発言は27日となっている。

プーチン大統領は、ベラルーシに差し向ける戦術核の特別保管施設の工事は今年7月初めまでに完工するだろうとも指摘。配備したとしても全ての運用権限などはロシア軍が握るともつけ加えていた。

ベラルーシはウクライナ北部と国境を接し、侵攻ではロシア軍の出撃拠点の一つともなっていた。

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