ロシア、ベラルーシに戦術核配備へ プーチン氏が表明

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ロシアのプーチン大統領/Mikhail Svetlov/Getty Images/FILE

ロシアのプーチン大統領/Mikhail Svetlov/Getty Images/FILE

(CNN) ロシアのプーチン大統領は25日、隣国ベラルーシに戦術核兵器を配備する計画を発表した。国営テレビ「ロシア1」とのインタビューで語った。

プーチン氏はこの中で、ベラルーシに戦術核兵器用の特殊な保管施設を建設する作業を7月初めまでに完了させると表明した。

すでに核弾頭の搭載が可能な短距離弾道ミサイル「イスカンデル」を、ベラルーシに送り込んだことも明らかにした。

また、これまでにベラルーシ空軍機10機を改造して核弾頭の搭載を可能にし、改造機の操縦訓練を来月初めから開始する予定だと述べた。

ベラルーシは1990年代初頭の独立にともない、旧ソ連時代の大量破壊兵器をすべてロシアに引き渡すことで合意。それ以来、領内に核兵器は配置されていない。

ベラルーシは昨年2月、ロシア軍がウクライナ侵攻を開始した時の拠点になった。同国が今後さらに攻撃の拠点に使われたり、ベラルーシ軍自体が参戦したりする事態が懸念されている。

プーチン氏はこれまでも「核戦争の脅威が強まっている」との警告を発し、核兵器の先制使用に踏み切る可能性を示唆してきた。

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