米軍、シリアでISIS幹部を殺害 「欧州攻撃を計画」
(CNN) 米中央軍はツイッターを通し、シリアで3日に過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)の幹部を殺害したと発表した。
声明によると、作戦の標的となったアイド・アフマド・ジャブリ幹部はISIS内部の指導体制を構築し、欧州への攻撃を計画していた。
この作戦で民間人の死傷者は出なかったという。
中央軍のクリラ司令官はISISについて、組織は衰退しているものの、中東地域内で作戦を遂行する能力は維持し、外部に対する攻撃の欲求もあると指摘した。
そのうえで、ジャブリ幹部の殺害により、外部への攻撃を計画する能力を一時的に断ち切ったと述べた。
米国は引き続き、イラクやシリアの協力勢力とともにISIS掃討作戦に注力するとしている。
米軍は先月もシリアの民兵組織「シリア民主軍(SDF)」と協力し、ヘリコプターによる急襲作戦でISISの幹部を殺害していた。この作戦で爆発が起き、近くにいた米兵4人と軍用犬1頭が負傷した。