訪問先間違えた黒人少年銃撃、白人男が出頭 20万ドルで保釈 米
(CNN) 米ミズーリ州カンザスシティーで訪問する家を間違えて呼び鈴を鳴らした黒人少年が銃撃された事件で、暴行などの罪に問われた家主の白人の男が18日に出頭し、後に保釈された。当局が明らかにした。
出頭したアンドルー・レスター容疑者(84)は、今月13日、自宅の呼び鈴を鳴らしたラルフ・ヤールさん(16)を銃撃したとして暴行と武装犯罪行為の罪に問われた。クレイ郡保安官事務所によると、保釈金は20万ドル(約2700万円)とされ、一切の武器を所持することや、ヤールさん本人や家族と直接的・間接的に接触することを禁じられている。
保安官事務所はこれに先立つツイッターで、レスター容疑者が自ら勾留施設に出頭したと伝えていた。
アンドルー・レスター容疑者(84)/Clay County, Missouri, Sheriff's Office
被害者のヤールさんは、きょうだいを迎えに行って訪問先を間違え、頭と腕を撃たれた。家族によると、退院はしたものの、回復には長い時間がかかる見通しだという。
レスター容疑者は警察の調べに対し、ヤールさんとは言葉を交わさないまま、施錠したガラス戸越しに発砲したと供述。呼び鈴に応え、ヤールさんが外側の取っ手を引くのを見て、即座に発砲したと話している。