地下鉄で叫び声上げた男性、乗客に首を押さえられ死亡 米NY
ニーリーさんの車内での挙動は異様だったが、他人に危害を加えてはいなかったと、目撃者はCNNに話している。
この地下鉄に乗っていたというフアン・バスケスさんは、ドアが閉まる寸前に乗り込んで来た男性(後にニーリーさんと判明)が、空腹で「何もないことに疲れた」と言ってわめき始めたと証言する。
ニーリーさんは「死んだって構わない。刑務所に行ってもいい。食べるものがない。自分は終わった」などと叫んでいたという。
乗客の多くは不快感を示して車内の別の場所に移動したが、ニーリーさんが凶器を持っている様子はなく、他人に危害を加えるようには見えなかったとバスケスさんは振り返る。
そこへ別の乗客が近寄ると、背後からニーリーさんの首に腕を回して締め付けた。
ニーリーさんは抵抗しなかったとバスケスさんは言い、2人が床に倒れる音が聞こえたと話す。
さらに別の乗客2人が近寄った。1人は間に割って入ろうとした様子だったが、もう1人はニーリーさんを押さえ付けている男性を手助けするように見えたという。バスケスさんは、男性がニーリーさんの首を絞め始めてから3~4分後にこの様子をビデオで撮影し始めた。