ロシア、「大統領府攻撃の背後に米国」と非難 米は否定

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ドローンによる攻撃を受けたロシア大統領府(クレムリン)/Sefa Karacan/Anadolu Agency/Getty Images

ドローンによる攻撃を受けたロシア大統領府(クレムリン)/Sefa Karacan/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) ロシア大統領府のペスコフ報道官は4日、同国が主張するプーチン大統領暗殺を目的としたウクライナによる大統領府へのドローン(無人機)攻撃について、背後に米国がいると非難した。こうした主張について米高官は「馬鹿げている」と一蹴した。

ドローン攻撃の背後に米国がいるとロシアは考えているのかとのCNNの質問に対し、ペスコフ氏は「そのような決定、目標や手段は間違いなく米国からウクライナへ伝えられている」と答え、「我々はこれをよく承知している」と述べた。

ペスコフ氏は「そのような行動やテロ行為の決定がウクライナではなく米国で下されることを我々はよく承知している。ウクライナは言われたことをすでに実行している」「これを両国が否定しようとしているのは完全に馬鹿げている」とも述べた。

その上で「目標を決定するのはウクライナではなく、米国で決定されている。その後目標は実行するウクライナに伝えられる」「ウクライナは手段を選ぶ権利を毎回与えられるわけではなく、これも米国から命令される」と証拠を示さずに主張。「我々がこれを知っていることを米国は明確に理解しなければならない」と述べた。

主張の根拠となる証拠やドローン攻撃についての詳細を示すことなく、情報はあとで発表されると述べるにとどまった。

ペスコフ氏によると、プーチン氏はドローン攻撃後も冷静を保っているという。また攻撃で上院宮殿の銅板が損傷したので修理する予定だとも語った。

ペスコフ氏の発言を受けて、米国家安全保障会議のカービー戦略広報担当調整官は「馬鹿げている」と主張を否定した。

ウクライナは今回のドローン攻撃への関与を明確に否定している。

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