ロシア大統領府へのドローン攻撃、国内の「パルチザン」が実行 元国会議員

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元ロシア国会議員のイリヤ・ポノマリョフ氏がCNNの単独インタビューに応じた/CNN

元ロシア国会議員のイリヤ・ポノマリョフ氏がCNNの単独インタビューに応じた/CNN

(CNN) ロシアが主張する大統領府へのウクライナによるドローン(無人機)攻撃について、元ロシア国会議員のイリヤ・ポノマリョフ氏はロシア国内で抵抗運動を行うパルチザンが実行したとの見方を示した。

CNNとの単独インタビューで、ロシアの過激派組織とつながりのあるポノマリョフ氏は「これはロシアのパルチザングループの1つだ」「まだ公に犯行声明を出していないため、これ以上話せない」と述べた。

ウクライナとポーランドで亡命生活を送っている同氏は2014年のロシアによるクリミア併合に唯一反対した国会議員。ロシア当局によると、それ以降、同氏はテロ容疑者のリストに掲載されている。

ロシアは3日、ドローン2機を使った大統領府への攻撃はウクライナによるものだと主張。声明で「これらの行為は計画されたテロ攻撃であり、プーチン大統領暗殺の試みだ」とし、「ロシアは適切と考える場所、時期に報復措置をとる権利を持つ」と述べた。

  
      
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ポノマリョフ氏によると、ロシア国内のパルチザングループのメンバーは通常「若者、学生、大都市の住人」で、約40都市でパルチザン活動が展開されているという。

「全てのパルチザングループはそれぞれが独自の注力点や専門性、核となる知識を持っている。鉄道の破壊工作に注力するグループもあれば、新兵募集の事務所に放火しているグループもある。戦争賛成の活動家を攻撃したり、サイバー攻撃をしているグループもある」と同氏は説明した。

また、ロシア国内でのドローン攻撃はこうしたグループにとって「新手の作戦」で、「真の脅威」をもたらすという。

「プーチン氏が国民、特にエリートたちに売り込んでいるのは弱点のなさと安心感という感覚だ。パルチザンはそのどちらも壊している。彼らは実際に、戦争はここにあり、あなた個人が安全ではいられないと言っているのだ」と語った。

ロシアが主張する大統領府へのドローン攻撃については、ウクライナ側は関与を否定。ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は「ウクライナはもっぱら防衛戦を行なっており、ロシア領の標的を攻撃しない」との声明をツイッターに投稿した。

ポノマリョフ氏は「ロシア各地で起きている事故や事件の増加に関心を持って注視している。エネルギー施設や大統領府内での未確認のドローン出現から示されるのは、地域の抵抗勢力によるゲリラ活動があるということだけだ」と述べた。

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