親権を持たない母親によって連れ去られた少女、6年ぶりに発見 米

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ケーラ・ハンビアウンさんが6年ぶりに見つかり、父親と再会を果たした/From National Center for Missing & Exploited Children

ケーラ・ハンビアウンさんが6年ぶりに見つかり、父親と再会を果たした/From National Center for Missing & Exploited Children

(CNN) 米イリノイ州で6年前、親権を持たない母親によって連れ去られた疑いがある少女(15)が、約960キロ離れたノースカロライナ州で無事発見されたことが分かった。

同州アッシュビルの警察が16日、CNNに明らかにした。少女はイリノイ州で父親と再会を果たしたという。

全米行方不明・被搾取児童センター(NCMEC)によると、ケーラ・ハンビアウンさんは9歳の時、親権を持たない母親によってイリノイ州シカゴ郊外から連れ去られた。

ケーラさんの父親は2017年前半に娘の完全な監護権を獲得し、母親は第三者の監視下で面会する権利を有していた。父親がCNN提携局WBBMに明らかにした。しかし、父親が7月5日にケーラさんを迎えに行ったところ、キャンプに出かけた母子は二度と戻らなかった。

NCMECによると、17年7月28日、母親は拉致の重罪で指名手配された。NCMECは親族や赤の他人に連れ去られたり、家出したりした米国の子どもを探す家族を支援している。

その後、今月13日夕になり、ケーラさんはアッシュビルの店舗で発見された。警察によると、発見者は親による子どもの連れ去りを扱ったネットフリックスの番組を見て、ケーラさんの顔を認識していたという。この人物から連絡を受けた店の従業員が警察に通報した。

ノースカロライナ州バンコム郡の当局者によると、母親は13日に逮捕され、身柄の移送を待っている状況。具体的な罪状は公表されておらず、7月11日に出廷する予定。

警察によると、母親は今月16日午前、保釈金を支払って保釈されたという。

父親はNCMECを通じた声明で、娘が無事戻ってきて大変うれしいとコメント。NCMECや法執行当局に感謝の意を示した。

米連邦捜査局(FBI)には昨年、子どもが行方不明になったという通報が36万件近く寄せられた。ただ、件数が重複している可能性もあるとしている。

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