ロシアの「テロ支援国家」への指定、可能性を排除せず 米国務長官
(CNN) 米国のブリンケン国務長官は、ウクライナでの残虐行為に関して非難しているロシアについて、国務省がロシアをテロ支援国家に指定する可能性を排除することはないとの認識を示した。
ブリンケン氏は16日、上院歳出委員会の中国に関する公聴会で、リンジー・グラハム上院議員から「ロシアをテロ支援国家に指定することは絶対にありませんね」との質問を受けた。
ブリンケン氏は即座に「絶対ないということはない」と答えた。
ブリンケン氏は公聴会の後半で、米国がロシアに科している制裁に言及した。
議員やウクライナ当局者からはバイデン政権に対してロシアをテロ支援国家に指定するよう圧力がかかっている。しかし、バイデン政権は、意図しない結果を懸念して、テロ支援国家への指定は行っていない。
米財務省は今年に入り、ロシアの民間軍事会社ワグネルを「国際犯罪組織」に指定していた。