バイデン大統領、習主席と「ある時点で」会談 米高官
米中間の緊張は、2月に中国の偵察気球が米上空を通過後に撃墜されたことを受けて、急激に高まった。
偵察気球の撃墜を受けて、米国のブリンケン国務長官は訪中を延期した。ブリンケン氏の訪中の日程は決まっていないものの、国務省によれば、東アジアと太平洋地域を統括する国務次官補が二国間の重要な課題を協議するため訪中する。
中国の秦剛(チンカン)外相は5月、米国による「一連の誤った言動」によって両国の関係は冷え切っているものの、関係の安定化が「最優先事項」だと述べていた。
米国が中国との緊張緩和に取り組むなか、サリバン氏は5月、オーストリアで、中国外交部門トップの王毅(ワンイー)・共産党政治局員と会談していた。偵察気球の事案以降では、最も高位の当局者による会談となった。