トランプ氏の起訴状公開、37の罪状 特別検察官が米国民に一読促す

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トランプ氏の起訴状公開に当たって発言するジャック・スミス特別検察官/Pool

トランプ氏の起訴状公開に当たって発言するジャック・スミス特別検察官/Pool

(CNN) トランプ前米大統領と側近の一人に対する起訴状が9日、公開された。トランプ氏の機密文書の扱いを巡る捜査を主導してきたジャック・スミス特別検察官は公開後に記者会見を開き、「犯罪の重大性」を理解するため起訴状を読むよう米国民に呼び掛けた。

起訴状によると、トランプ氏は計37の罪状に問われており、うち31は国防情報の意図的な保持だった。他の6つの罪状は司法妨害の共謀、文書または記録の不正な隠匿、隠ぺい工作、虚偽陳述など。

起訴状では、トランプ氏が機密指定の情報などを保管したとされる場所について詳述。これについて検察は、トランプ氏が連邦捜査で文書の隠匿を図っていたことを示すものだと主張している。

トランプ氏の側近ウォルト・ナウタ氏も起訴された。検察によれば、ナウタ氏はトランプ氏の機密文書の扱いに関する捜査で昨年5月に連邦捜査局(FBI)から事情聴取を受けた際、捜査員にうそをついたとされる。

スミス氏はガーランド司法長官によって昨年11月に特別検察官に任命された。トランプ氏や側近がホワイトハウスを離れた後にリゾート施設「マール・ア・ラーゴ」に機密文書を持ち出さなかったか、捜査妨害がなかったかを調べる仕事を託されていた。

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