医療用麻薬の密輸を摘発、末端価格3.6億円 米カリフォルニア州
(CNN) 米税関・国境警備局(CBP)は、カリフォルニア州で、医療用麻薬フェンタニルの密輸を摘発したと明らかにした。末端価格は推計で250万ドル(約3億6000万円)余りにのぼる。
CBPの声明によれば、今回の摘発はサンディエゴのオタイメサ国境検問所にある貨物施設で行われた。当局が配送される流し台の内部に「異常」があることに気が付いたという。
CBPによれば、白い貨物用のバンを運転していた45歳の男は、有効な国境通過のカードと磁器製の流し台2個の目録を提出した。
画像システムを使用して車両を検査したところ、CBPの職員が貨物内の異常を発見した。
探知犬のチームが貨物を調べたところ、2個の流し台に約85万8000錠の青い錠剤が隠されているのを発見した。
重さ約85キロの小包12個からフェンタニルの陽性反応が出た。当局は薬物とバンを押収した。運転手は捜査のため国土安全保障省に引き渡された。