プーチン氏、反乱で「幾分弱くなった」 トランプ前大統領
(CNN) 米国のトランプ前大統領は2日までに、ロシアの民間軍事企業「ワグネル」創始者のプリゴジン氏による武装蜂起に直面したプーチン大統領に触れ、「幾分(いくぶん)、弱くなった」との見方を示した。
ロイター通信との電話会見で述べた。「まだ権力を握り、まだ強固とも言えるだろうが、少なくとも多くの国民の心の中では(その存在感が)いささか弱くなったのではないか」と述べた。
仮に権力を失ったら、「どのような選択肢があるのかわからない」とし、「良くなるかもしれない。しかし、はるかに悪くなるかもしれない」と続けた。
トランプ氏は過去に、プーチン氏の手腕などを称賛。ロシアによるウクライナ侵攻の開始から1カ月もたたない時期には米ジョージア州での選挙集会で、「最も賢明な人物が頂点にいる」と好意的な評価を見せてもいた。
CNNが今年5月に主催した市民との対話集会に出た際には、ウクライナの戦争でどちらが勝利すべきなのかについては明言せず、人々が死ぬのは止めたいと主張。「私なら24時間で事態を解決出来るだろう」とも豪語していた。