「高速道路を1人で歩く幼児」の通報後に女性失踪、2日後に無事帰宅 米
(CNN) 米アラバマ州で13日から行方不明になっていた女性が15日夜、無事に帰宅した。女性は州間高速道路459号線の道路脇を幼児が1人で歩いているのを見かけたという緊急通報電話をかけた後、連絡が途絶えていた。
行方不明になっていたのはカルシア・カーリー・ニコール・ラッセルさん(25)。フーバー警察によると、ラッセルさんは緊急通報ダイヤルの911に電話をかけた後、車を止めてこの子どもの様子を見に行き、家族に電話した。ところが回線がつながったままの状態で連絡が取れなくなったという。
現場に到着した警察は、ラッセルさんの車とウィッグ(かつら)、携帯電話、財布などの所持品を発見。しかしラッセルさんの姿も子どもの姿もなかった。
その後15日午後10時45分ごろ、911番にラッセルさんが徒歩で帰宅したとの通報が入ったという。
通報を受け警察と消防が出動してラッセルさんを近くの病院に搬送した。ラッセルさんは病院で手当てを受けて帰宅した。
ラッセルさんが13日以来、どこいたのかは分かっておらず、現時点で詳細は公表されていない。警察はラッセルさんから事情を聴くとともに、現場の道路に設置されているカメラの映像や911番通報の内容を調べるなどして捜査を続けている。
ラッセルさんの失踪を受けて現場一帯では48時間にわたって大掛かりな捜索が行われ、警察は2万5000ドル(約350万円)の賞金をかけていた。
警察によると、ラッセルさんは13日午後8時20分ごろ職場を出て、注文した食事を受け取りに飲食店を訪れた。飲食店を出てから911番に電話するまでの間にラッセルさんと一緒にいた人物は見つかっていない。