供与のクラスター弾の実戦投入の時機、「ロシアに通告」と米
(CNN) 米政府当局者は14日、米国がウクライナへ供与したクラスター弾を実戦に投入する時機に触れ、「我々は最初にロシア側に知らせるとの決定を下している」ことを明らかにした。
CNNの取材に、クラスター弾を非常に迅速にウクライナへ引き渡した背景にも言及し、「欧州内に既に事前配備されていたため」とした。
米国防総省は13日にクラスター弾がウクライナ内に到着したことを確認。これより前にウクライナ軍司令官はCNNに、既に受け取ったことを明かし、戦況を「根本的に変える兵器になるであろう」とも予測していた。
クラスター弾の不発弾は民間人に被害を及ぼす恐れがあるとし、100カ国を超える国が使用を禁止している。
米統合参謀本部のシムス作戦担当部長は13日の記者会見で、ウクライナは「ロシアと違い、クラスター弾を民間人の居住地域近くで使用する意向は一切持っていない」とも言い切っていた。