ウクライナ反攻、「失敗にはほど遠い」 米軍トップ

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ウクライナ国防連絡グループと会議を行う(手前から)ミリー米統合参謀本部議長、オースティン米国防長官、ワランダー米国防次官補=18日、バージニア州アーリントンの米国防総省/Win McNamee/Getty Images

ウクライナ国防連絡グループと会議を行う(手前から)ミリー米統合参謀本部議長、オースティン米国防長官、ワランダー米国防次官補=18日、バージニア州アーリントンの米国防総省/Win McNamee/Getty Images

(CNN) 米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は18日、ウクライナによる反攻について、予想よりも進攻が遅いものの「失敗にはほど遠い」と述べた。

ミリー氏は、ウクライナによる反攻が5~6週間前に始まり、事前の軍事演習ではある程度の前進が予想されたものの、速度が落ちていると指摘。その理由は「紙の上の戦争と現実の戦争は違うからだ」と説明。生身の人間が現実の機械で実際に地雷を除去して実際に死亡しているとし、生き残って地雷原を突破するために部隊の速度が落ちる傾向があると語った。

ミリー氏は「失敗にはほど遠い」とし、「私の考えでは、そう判断するのは時期尚早だ。まだ戦いは続く」と述べた。

ミリー氏によれば、ウクライナには反攻に投入されていない兵力が相当量残されている。

ミリー氏は、予備兵力をいつ、どこで投入するかはウクライナ側の決断によるとし、将来何が起きるのかは言及しないと述べた。ミリー氏は「今現在、彼らは兵力を温存し、ゆっくりと、慎重に、着実に全ての地雷原を突破している」と語った。

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