気温「56度」の車内に放置の乳児死亡、世話係の女逮捕 米
(CNN) 米フロリダ州ベーカー郡の保安官事務所は、生後10カ月の女の子の乳児を気温が56度以上に達していたとみられる車内に放置し、死亡させたとして世話係を務めていた女性を加重過失致死容疑で逮捕したとこのほど発表した。
供述調書によると、乳児は「少なくとも5時間」は車内に置き去りにされていた。搬送先の病院で死亡が確認された。当日の戸外の気温は約37度だったという。
調書によると、容疑者は他の子ども3人と共に面倒を見る予定だった乳児を両親の自宅で引き取り、世話をする場所となっていた民家へ向かった。到着後、乳児は寝ていると判断して車内に残し、家内に入って他の子ども3人をあやすなどしていた。
その後、車内の乳児の存在は「完全に」忘れていたとも自供したという。
意識不明状態の乳児が見つかったのは迎えに来た母親がその民家に到着した時だった。暑苦しい車内の座席でシートベルトを着けた状態のままだった愛娘を発見したという。
事件担当の刑事は、女児の皮膚は熱すぎて触れられない状態だったとも振り返った。病院職員が体内の温度を測定したところ約43度を記録した。この体温計が読み取れる上限の数値は約43度だった。