ペンス氏、トランプ氏起訴に言及 憲法の上に立つ者は「大統領になるべきでない」

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ペンス前米副大統領=7月28日、米アイオワ州デモイン/Scott Morgan/Reuters

ペンス前米副大統領=7月28日、米アイオワ州デモイン/Scott Morgan/Reuters

(CNN) ペンス前米副大統領は2日、2020年大統領選の結果を覆す試みについて捜査する特別検察官がトランプ前大統領を起訴したことを受け、トランプ氏には「無罪の推定を受ける権利」があるとの認識を示した。

一方で「自らを憲法の上に位置付ける者は決して、米国の大統領になるべきではない」「自らを憲法の上に位置付けるよう他人に要請する者も決して、大統領に再任されてはならない」と指摘した。

ペンス氏は24年大統領選の共和党候補指名争いに出馬している。今回の発言はインディアナ州で経済に関する演説を行った後、記者団に語ったもの。

ペンス氏はこの中で「起訴内容について言えば、私はこのような結果になることは望まないと明確に述べてきた」「この問題と大統領の行動に関する判断は米国民に委ねたいと考えていた」と発言。

そのうえで「政府が起訴状での主張を合理的な疑いを超えて証明する証拠を有しているか」どうかは評価できないと述べた。トランプ氏については「無罪の推定を受ける権利がある」としつつも、「私に選挙結果を覆す権利がないことを国民に知ってほしい」と訴えた。

また連邦議会襲撃事件が起きた21年1月6日を振り返り、「悲しいことに、大統領は頭のおかしな弁護士たちに囲まれていて、彼らがトランプ氏の聞きたいことを耳に吹き込み続けた」と指摘した。

1月6日当日の自身の行動については擁護した。ペンス氏はトランプ氏に対し、自分に選挙結果を覆す権利はないと訴えたものの、トランプ氏は「結局、憲法よりも彼を選ぶよう要求し続けた」という。

この件に関する刑事裁判で証言する意向があるかとの質問には、「隠すことは何もない」と答える一方、訴訟がどのように展開するか「予断を持ちたくない」と言い添えた。

ペンス氏は今年4月、20年大統領選を巡る捜査で証拠を調べる大陪審で証言した。副大統領が自身の仕えた大統領について証言を強いられるのは現代史上初めてだった。

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