デサンティス氏の撤退、トランプ氏のリードをわずかに広げるか NH州世論調査
(CNN) 11月の米大統領選に向けて共和党からの候補指名争いが行われるなか、ニューハンプシャー大学が実施した世論調査によれば、指名争いから撤退したデサンティス・フロリダ州知事の支持者について2番目の選択肢に割り振った場合、トランプ前大統領のヘイリー前サウスカロライナ州知事に対する2桁のリードがわずかに広がることがわかった。
ニューハンプシャー州の予備選に参加する可能性の高い有権者のうちトランプ氏を支持するとする人の割合は50%から54%に増えた。ヘイリー氏の支持は39%から41%となった。3%は両者以外に投票するとしている。
世論調査では有権者に対して、選挙戦で1番目の候補者が撤退した場合、誰を支持するか尋ねていた。
ニューハンプシャー州の共和党の予備選に参加する可能性が高い有権者のうちデサンティス氏を1番目の選択肢とした人の割合は6%だった。デサンティス氏の支持者は全体的に見て、2番目の選択肢として、ヘイリー氏よりもトランプ氏を選ぶ傾向があった。
デサンティス氏の支持者について2番目の候補者に割り振っても、選挙戦の力関係は大きく変化することはなく、むしろトランプ氏とヘイリー氏の支持率の差が少し拡大しそうだ。
ニューハンプシャー大が実施した今回の世論調査はニューハンプシャー州の成人2348人を対象にオンラインで調査した。調査期間は1月16日から19日。誤差の範囲はプラスマイナス2.8パーセントポイント。