米軍、イラクで空爆 親イラン民兵組織を標的

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米軍がイラクで親イラン民兵組織への空爆を実施した/Daniel Slim/AFP/Getty Images/FILE

米軍がイラクで親イラン民兵組織への空爆を実施した/Daniel Slim/AFP/Getty Images/FILE

(CNN) オースティン米国防長官は23日、米国がイラクで空爆を実施したとの声明を発表した。イランの支援を受ける民兵組織を標的とした。米軍への度重なる攻撃に対する措置。

先週末の米軍基地への攻撃には複数の弾道ミサイルが使用されていた。

オースティン氏は、攻撃対象はイランが支援する「カタイブ・ヒズボラ(KH)」などの武装組織が使う施設3カ所だと述べ、「イラクやシリアの米国や連合軍要員に対してエスカレートする攻撃への直接的な対応」だと位置づけた。

米中央軍も声明を発表し、KHの本部と保管庫、訓練場所を標的とした空爆を実施したと述べた。

イラク西部のアサド空軍基地を狙った20日の攻撃では、弾道ミサイルやロケット弾が使用され、米軍要員らが負傷した。ほとんどのミサイル及びロケット弾は基地の防空システムで撃墜されたが、一部は着弾した。米中央軍が週末に明らかにした。

国防総省のライダー報道官は、攻撃により米軍要員4人が外傷性脳損傷と診断されたと発表。その後全員が任務に戻ったと述べた。

米軍がイラクで攻撃を実施するのは、今月に入り初めて。ある米当局者によれば、当該のイランの代理勢力はイラクでの活動を通じ米軍に危害を加えている。

米軍はイエメンでも、イランを後ろ盾とする反政府武装組織フーシに対する攻撃を数多く行っている。

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