ガザ人質協議、「まだ交渉段階にない」 米高官
(CNN) 米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報担当調整官は23日、パレスチナ自治区ガザ地区に拘束されている人質の解放に向けた協議は「交渉」の段階にまだ達していないとの見方を示した。
全当事者が受け入れられそうな案について「冷静かつ真剣」に議論しているという。
カービー氏は、協議が続いているとしながらも「現時点では交渉とは言えない」と指摘した。
2カ月間の戦闘停止など、いくつかの案が協議されているという報道については確認をしなかった。
だがカービー氏は、人質の解放と引き換えに昨年実現した1週間の戦闘停止よりも長い停戦を、米国は「絶対に」支持すると述べた。
「長い停戦が実現すれば、人質全員を連れ戻し、ガザに支援物資をさらに運び入れるチャンスとなる」との見方を示した。
カービー氏によると、ホワイトハウスのブレット・マクガーク中東政策調整官が人質をめぐる協議でエジプトの首都カイロを訪れているという。