イスラエル、2カ月の停戦をハマスに提案

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21日、イスラエルとガザ地区の境界近くを移動するイスラエル軍の兵士ら/Leo Correa/AP

21日、イスラエルとガザ地区の境界近くを移動するイスラエル軍の兵士ら/Leo Correa/AP

(CNN) 米ニュースサイトのアクシオスは22日、イスラエルが人質解放交渉の一環として、パレスチナのイスラム組織ハマスに2カ月の停戦を提案したと伝えた。

2カ月という期間は、今回の戦闘が始まって以来、イスラエルがハマスに提案した停戦期間としては最長となる。

これに先立ちハマス側は、ガザで拘束している人質の解放と引き換えに戦争の終結やパレスチナ人の囚人の釈放を求めたが、イスラエルのネタニヤフ首相はこの提案を拒絶していた。

アクシオスの報道によると、イスラエルの今回の提案は、残る人質全員の段階的な解放や遺体の返還と引き換えに、イスラエルの刑務所に拘禁されているパレスチナ人を釈放するという内容。

さらに、イスラエル軍を主な人口密集地から撤収させ、パレスチナの民間人が段階的にガザ市やガザ北部に戻ることを認める。

イスラエルによると、10月7日にハマスに拉致された人質253人のうち、132人は今もガザにいて、うち104人がまだ生きていると推定される。

イスラエル国内ではネタニヤフ首相に対して人質の解放を求める圧力が強まっている。22日には人質の家族など10人以上がイスラエル議会の金融委員会に乱入。国会の入り口前には数十人のデモ隊が詰めかけた。

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