エジプトでの人質解放めぐる協議、生産的で真剣 米当局者
(CNN) イスラム組織ハマスに拘束されている人質の解放をめぐって13日にエジプト首都カイロで行われた協議について、米当局者の1人は生産的であり真剣なものだったと明らかにした。しかし、最終的な合意に達するような突破口は見つかっていないという。当局者によれば、協議は継続される。
別の当局者によれば、人質解放交渉の関係者の中で意見の隔たりが大きいのは、交渉の一環として解放されるパレスチナ人の受刑者と人質の比率だという。
CNNは以前の報道で、ハマスからの対案は、イスラエルの刑務所にいるすべてのパレスチナ人受刑者の解放を求めていると伝えていた。その中には、女性と子どもをはじめ、50歳以上の高齢者、病人、合意に署名する日までに逮捕された受刑者が含まれる。
イスラエルのネタニヤフ首相は、この対案に難色を示した。これは、昨年11月に戦闘の一時休止と引き換えにパレスチナ人の受刑者を解放した際の3対1の割合よりも多いものとなっている。
イスラエル当局者はCNNに対し、イスラエルの代表団がカイロからの帰路に就いたと明らかにした。ハマスの幹部2人によれば、これまでのところ、ハマスの代表団が週内にエジプトを訪問する予定はないという。