南ア、国際司法裁に判断を「緊急要請」 ガザの人権保護めぐり

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ガザ南部ラファのマワシ地区に多数設営されたパレスチナ人家族らのテント/Abed Zagout/Anadolu/Getty Images

ガザ南部ラファのマワシ地区に多数設営されたパレスチナ人家族らのテント/Abed Zagout/Anadolu/Getty Images

(CNN) 多くの避難民が集まっているパレスチナ自治区ガザ地区南部ラファへの地上侵攻の準備をイスラエル軍が進めていることを受けて、南アフリカは13日、パレスチナの人々の人権保護で措置を講じる必要があるかを判断するよう国際司法裁判所(ICJ)に「緊急要請」したと明らかにした。

南アは12日に要請書をICJに提出。その中で、ラファでのイスラエル軍の軍事活動が「すでに大規模な殺害や被害、破壊を引き起こしており、今後一層深刻なものになると深く懸念される」と指摘している。

また、イスラエル軍のラファでの攻撃はジェノサイド(集団殺害)に関する国際法と、ガザでのジェノサイドを防ぐためにイスラエルは「あらゆる手段」を講じなければならないとしたICJの先月の判断に対する、深刻かつ回復不能な違反となることも示唆した。

緊急要請を明らかにした南ア大統領府の13日の声明では、ラファはガザで生き残っている人にとって最後の避難所だとしている。

イスラエル軍のハガリ報道官は12日、昨年10月7日からガザに拘束されていたイスラエル人2人を救出し、ラファにいるイスラム組織ハマスの戦闘員を攻撃するために、同軍が「一連の空爆」を行ったと明らかにした。

パレスチナ赤新月社(PRCS)によると、同軍の攻撃で100人超が死亡したという。

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