米国務長官、ロシアで服役中の元海兵隊員と電話で会話
(CNN) ブリンケン米国務長官は12日、ロシアで5年以上前に拘束され、現在服役中の元米海兵隊員、ポール・ウィラン氏と電話で話した。
ブリンケン氏が13日、人質返還政策に関するイベントで明らかにした。
ブリンケン氏は、ウィラン氏の帰還に向けた集中的な取り組みが日々続いていると強調。ウィラン氏や米紙ウォールストリート・ジャーナルの記者、エバン・ゲルシュコビッチ氏をはじめ、外国で不当に拘束されている米国人全員が家族のもとへ帰るまで、取り組みは続くと述べた。
国務省報道官が同日語ったところによると、ブリンケン氏はウィラン氏との電話で「私たちはあなたの味方だ。あなたを忘れてはいない。今も解放に向けた努力を続けていて、今後も続ける」「あなたの解放は私だけでなく、バイデン大統領にとっても最優先事項だ」と語り掛けた。
ブリンケン氏がウィラン氏と電話で会話したのは、2022年12月と昨年8月に続いて少なくとも3回目。
米政府はこれまでにロシアとの囚人交換で米国人2人の解放を実現させたが、ウィラン氏は解放の対象にならなかったことに不満を示してきた。米当局は、ロシア側が同氏の解放交渉を拒否したと主張している。