バイデン米大統領一家の愛犬、24回以上かみついた 警護隊員ら被害

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バイデン米大統領一家の愛犬「コマンダー」/Al Drago/Bloomberg/Getty Images

バイデン米大統領一家の愛犬「コマンダー」/Al Drago/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 米国のバイデン大統領一家の愛犬「コマンダー」がホワイトハウスなどで大統領警護隊(シークレットサービス)隊員にかみついた事案が少なくとも24件に上っていたことが、CNNが情報公開法に基づき入手した同隊の文書で明らかになった。

この数字には、シークレットサービス以外のホワイトハウス職員などが関係する事案は含まれていない。しかしホワイトハウスの運営を支える何百人もの職員にとって、コマンダーが深刻な職場問題となっていた状況が見てとれる。

「コマンダーがいる時の作戦戦術を調整するという課題が浮上しています。どうか十分な余地を与えてください」。シークレットサービス大統領警護部門の担当官は2023年6月の電子メールでそう促し、「私たち自身の身の安全を確保するために創意工夫を」と隊員に呼びかけていた。

その数カ月後、コマンダーはホワイトハウスから別の場所へ移された。しかしその間にも人がかまれる事案が相次いだ。

隊員はホワイトハウスのほか、デラウェア州ウィルミントンとレホボスビーチにある大統領一家の別荘や、キャンプデービッド、大統領一家が感謝祭の休暇を過ごすマサチューセッツ州ナンタケットでもコマンダーにかみつかれていた。

バイデン一家に近い関係者は、バイデン一家が心をいためていると話し、「かまれた相手には謝罪して花を届けた。申し訳ないと感じている。コマンダーは警戒心が強く、何度も対応しようと試みたものの、別の家族に引き取ってもらわなければならなかった」と説明した。

ジャーマンシェパード犬のコマンダーは、子犬だった21年12月にバイデン一家の一員となった。かみつき事案は22年10月に始まって1年を通して続き、大統領一家は何度も対応を試みていた。

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