イスラエル大使館前で焼身、25歳の米空軍兵死亡 米首都ワシントン
(CNN) 米首都ワシントンの在米イスラエル大使館前で自分の体に火を付けた米空軍兵の男性が、搬送先の病院で死亡した。当局が明らかにした。
死亡したのはテキサス州サンアントニオ在住のアーロン・ブシュネルさん(25)。事件は現地時間の25日午後1時ごろ、ワシントン北西部にある在米イスラエル大使館前で発生した。
CNNが入手した映像の中でブシュネルさんは「これ以上ジェノサイド(集団殺害)には加担できない」と語り、パレスチナ自治区ガザ地区の人道危機が続く中、パレスチナ人の苦しみに比べれば自分の苦しみは取るに足らないと話していた。
続いて地面に録音装置を設置して自分に液体を浴びせかけ、「パレスチナに自由を」と繰り返し叫びながら火を付けた。やがて地面に倒れた男性に警官が駆け寄り、消火器で火を消し止めた。
米首都警察の発表によると、ブシュネルさんは近くの病院に搬送され、その後死亡した。
ブシュネルさんの身元は首都警察が確認した。米空軍によると、ブシュネルさんは現役の空軍兵だった。
イスラエル大使館によると、大使館職員にけがはなかった。