米、1月にイランと間接的対話 中東情勢の緊張高まる中
(CNN) 中東情勢の緊張が高まる中、米国の当局者が今年1月にオマーンでイランの当局者と間接的に会談を行っていたことがわかった。情報筋が明らかにした。
この会談は、昨年9月に両国が捕虜の交換を行って以降、知られている限りでは初めての接触となった。
米国家安全保障会議(NSC)のマクガーク中東・北アフリカ調整官とバイデン政権のイラン担当の高官がオマーンの仲介役を通じてメッセージを共有した。全員が同じ建物にいたという。
会談では、イランの核開発や、紅海でのイエメンの反政府武装組織フーシによる米国の船舶に対する攻撃など、さまざまな議題が取り上げられた。
米国はここ数カ月、イランが支援するシリアとイラクの民兵組織やフーシに空爆を行い、中東地域での攻撃を抑止しようとしている。
情報筋によれば、さらなる接触の可能性が話し合われたものの、2度目の会談には至っていない。
今回の接触については、英紙フィナンシャル・タイムズが最初に報じていた。