米政府、職員や家族のイスラエル国内移動を制限 イランの報復に警戒
(CNN) イランがイスラエルに対する報復を宣言したことを受け、米国務省は11日、米政府機関職員のイスラエル国内での移動を制限すると発表した。
米大使館は同日発表した安全情報で、「米政府機関職員とその家族は当面の間、テルアビブ地域(ヘルズリヤ、ネタニヤ、エベンイェフダを含む)、エルサレム、ベエルシェバ以外への私的な旅行を制限される」と通知。「米政府職員がこの3地域間を往来する私的な移動は許可される」とした。
その上で「治安環境は依然として複雑で、政治情勢や最近の出来事次第で急激に変わる可能性がある」と警告している。
国務省のマット・ミラー報道官は、職員と家族の私的な移動を制限するに至った状況判断についてはコメントしないとしながらも、「中東、特にイスラエルを脅かす環境を注視している」と説明。「イランはここ数日、イスラエルを公然と威嚇している」と指摘した。
米当局者は、イランや代理勢力がイスラエルを報復攻撃する可能性があるとして警戒を強めている。