突風で吹き飛ばされたエア遊具 2歳児が死亡、数人負傷 米アリゾナ州
(CNN) 米アリゾナ州中部のカサグランデで、エア遊具の「バウンスハウス」が突風にあおられて宙に吹き飛ばされる事故があり、2歳の男の子が死亡した。同州ピナル郡保安官事務所が明らかにした。
死亡したボーディ・ナーフ君の父親は、フェニックス消防隊の消防士だった。
事故は4月27日に発生した。子どもたちが遊んでいたバウンスハウスが吹き飛ばされ、近くの駐車場に落下。中にいた子どものうち、ボーディ君ともう1人の子どもが病院に運ばれた。ほかにも数人が負傷したが、命に別条はないという。
米消費者製品安全委員会によると、バウンスハウスは地面に杭を打って固定する必要があり、約6.7~11メートル以上の風がある場合は使用が禁止されている。
吹き飛ばされたバウンスハウスが固定されていたかどうか、保安官事務所は明らかにしていない。事故当時の同地の風速は9メートル前後だった。
米気象協会の2022年の調査によると、風に関連したバウンスハウスの事故は2000年1月1日~21年12月31日にかけ、世界で132件報告されている。負傷者は479人、死者は28人だった。