激辛チップ食べた14歳少年、心臓発作で死亡 米マサチューセッツ州

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「ワンチップチャレンジ」で使われたトルティーヤチップ=23年9月8日、ボストン/Steve LeBlanc/AP/File

「ワンチップチャレンジ」で使われたトルティーヤチップ=23年9月8日、ボストン/Steve LeBlanc/AP/File

(CNN) 米マサチューセッツ州の監察医は16日、昨年9月に激辛トルティーヤチップを食べて死亡した14歳の少年について、死因は心臓発作だったと断定した。

死亡したハリス・ウォロバーさんは、スナック菓子メーカー、パキの激辛トルティーヤチップ「ワンチップチャレンジ」を食べていた。同製品は「キャロライナ・リーパー」と「ナガ・バイパー」の2種類の唐辛子で味付けしたチップ。ウォロバーさんには先天性の心臓疾患があった。

ウォロバーさんの死亡を受けて、パキはワンチップチャレンジの販売を自主的に中止した。

マサチューセッツ州の監察医は16日、CNNの取材に対し、ウォロバーさんが「高濃度のカプサイシンを含む」食品を摂取した後に心肺停止で死亡したことを確認した。カプサイシンは唐辛子などに含まれる天然の化合物。

パキの広報は同日、ワン・チップ・チャレンジは大人のみを対象とする製品だったと説明し、「子どもや辛い食品に敏感な人、基礎疾患のある人のための製品ではないと、ラベルに明記していた」と強調した。

その上で、「10代の若者などがその警告に従わないという報告が増えたことから、この製品は食品安全基準に従っているものの、慎重を期すために小売店と協力して2023年9月に自主的に売り場から撤去した」としている。ワンチップチャレンジの製造は打ち切りになった。

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