保育所の薬物事件、被告2人が有罪認める NY
(CNN) 昨年9月に米ニューヨーク市ブロンクス区の保育所で乳幼児4人が薬物に接触し、このうち1歳児が死亡した事件で、薬物拡散などの連邦罪で起訴された保育所オーナーら4人のうち、オーナーの夫(35)ら2人が10日までに有罪を認めた。
オーナーの夫は事件の11日後、メキシコで拘束されていた。ニューヨーク・マンハッタン連邦地裁での公判が始まる10日の朝に、薬物を所持し、拡散を共謀して人を死傷させた罪3件を認めた。検察によると、それぞれの罪で有罪となれば最低でも禁錮20年の刑、最大で終身刑が科される。
約2週間前には、共犯者とされるもう1人の男(38)も薬物拡散の共謀罪を認め、乳幼児が死傷した原因の一端は自身にあると謝罪していた。
このほかに保育所を運営していたオーナーの女と、夫の親類で保育所内に間借りしていたとされる男が、連邦罪などで起訴されている。
連邦捜査当局者によると、4人の被告は全員が薬物の仲買役だったとみられている。