ニューヨーク最高裁、トランプ氏に対する口止め料裁判の箝口令を維持

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出廷したトランプ前米大統領=5月30日、米ニューヨーク市マンハッタン/Justin Lane/Pool/AFP/Getty Images

出廷したトランプ前米大統領=5月30日、米ニューヨーク市マンハッタン/Justin Lane/Pool/AFP/Getty Images

(CNN) 米ニューヨーク州の最高裁判所は18日、トランプ前米大統領の口止め料裁判における箝口(かんこう)令に対する訴えを却下した。

裁判を担当したマーシャン判事がトランプ氏に対して命じた箝口令は、引き続き効力を発揮する。

これとは別に、トランプ氏はマーシャン氏に対し、7月に予定されている量刑判決前に箝口令を解除するよう求めている。トランプ氏は、ポルノ女優のストーミー・ダニエルズ氏への口止め料支払いに伴いビジネス記録を改ざんしたとして34件の罪状で有罪評決を受けた。

トランプ氏の弁護士はコメントを控えた。

マーシャン氏は裁判が始まる直前の3月、検察側の箝口令の要請を認め、トランプ氏が事件の証人、陪審員、検察官、裁判所職員、またはその家族について公の場で発言することを禁じていた。

トランプ氏の弁護団は控訴裁判所への申し立てで、この箝口令は「極めて重要な憲法上の実質的な問題」を提起していると主張した。

弁護団によると、この箝口令は、大統領選の最盛期にトランプ氏の最重要事項に関する政治演説を制限するものであり、大統領選の最有力候補である同氏から極めて重要な問題についての考えを聞くというすべての米国有権者の基本的権利を侵害しているという。

弁護団は、この箝口令に終了日が定められていない点にも言及している。

弁護団はさらに、控訴裁判所が箝口令を違憲と判断した場合、トランプ氏が以前、これに違反したとして科された罰金の「正当性を損なう」ことになるとも記していた。

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