バイデン米大統領とトランプ氏、ウクライナ侵攻について議論

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ウクライナ東部ハルキウ州の戦場で砲撃を行うウクライナ軍の兵士/Getty Images

ウクライナ東部ハルキウ州の戦場で砲撃を行うウクライナ軍の兵士/Getty Images

(CNN) 現在行われている米大統領選討論会で、両候補がウクライナ侵攻について議論している。

ロシアのプーチン大統領は今月初め、国際法に違反して併合すると表明したウクライナ南部と東部の四つの地域からウクライナ軍を撤退させるという独自の和平案を改めて表明。ウクライナに対しては北大西洋条約機構(NATO)への加盟を断念するよう要求している。

バイデン米政権はウクライナの防衛を着実に支援してきた。米国は先ごろ、ウクライナへの新たな4億ドル(約640億円)の軍事支援計画を発表した。

トランプ氏は大統領在任中、NATOを「時代遅れ」と表現し、同機構の弱体化を望むプーチン氏に同調してきた。同氏は長年にわたりプーチン氏を称賛しており、2016年の大統領選へのロシアの介入をめぐっては米国の情報機関よりもプーチン氏の側に立った。

トランプ氏は以前、ウクライナでの戦争を終わらせると約束したが、その方法の詳細については明らかにしていない。ニューハンプシャー州で昨年行われた選挙イベントでは「私が大統領で勝利したらただちにロシアとウクライナの間の恐ろしい戦争を解決するだろう」と述べた。別の演説では、解決に「1日もかからない」と豪語している。

トランプ氏は27日、プーチン氏が提示した条件は「受け入れられない」と述べた。

現在行われている討論会で「プーチン大統領の条件は受け入れられるのか」と迫られると、トランプ氏は「いいえ、それらは受け入れられない」と回答した。

同氏は実現すればウクライナ戦争を終わらせると再び主張したが、どのように終わらせるかについての具体的な言及はなかった。

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