民主党議員ら、バイデン氏に「絶望」 大統領討論会終え
(CNN) バイデン大統領とトランプ前米大統領との討論会では、幅広いトピックについて議論が交わされた。
トランプ氏は、バイデン氏在任中の雇用増加はすべてコロナのパンデミック(世界的大流行)によるロックダウンからの「回復」によるものだと主張した。ただし、増加した雇用はすべて「回復」による雇用というわけではなく、人々がみな以前の仕事に戻ったわけではない。
両氏はインフレについて非難の応酬を繰り広げた。バイデン氏は自分が引き継いだ経済に一因があると批判した。これに対しトランプ氏は、バイデン氏が就任した当時、「ほとんどインフレはなかった」と反論した。
トランプ氏は、バイデン氏が実行したアフガニスタンからの米軍撤退を「わが国史上最も恥ずべき日」と断じた。
トランプ氏は自身が当選した場合、中絶薬の入手を阻止しないと述べ、中絶の規制は州が決定すべきだという立場を繰り返し表明した。バイデン氏は中絶を州の裁量に委ねるのは市民権の保護を州に委ねるようなものだと反論した。
バイデン氏はロー対ウェード事件の判例を最高裁が覆したことについて「ひどいこと」だと非難。判例によって医師が「9カ月」の胎児を殺せるようになったとするトランプ氏の主張に「それはまったく事実ではない」と反論した。