民主党議員ら、バイデン氏に「絶望」 大統領討論会終え
バイデン氏は国境問題について、自身がまとめた超党派の国境対策法案が上院で否決されたことを強調。トランプ氏の移民家族を引き離す政策を非難した。トランプ氏は、バイデン氏の移民政策が米国の暴力犯罪の要因であるという以前の主張を繰り返した。
トランプ氏は、同氏の大統領在任中に退役軍人を「バカで負け犬」と呼んだかどうかについてのやりとりの中でバイデン氏の次男であるハンター・バイデン氏を持ち出した。
トランプ氏は2021年年1月6日に発生した連邦議会議事堂の襲撃事件について自身の行動と不作為について問われると、質問をかわそうとした後、「私には実質的に何もすることがなかったのは分かっていた。彼らは私に演説をするように頼んだ」と弁明した。
討論会を終え、民主党議員らは、バイデン氏の討論会でのパフォーマンスに絶望している。一部ではバイデン氏が党の候補者であり続けるべきかどうかという疑問が生じたほどだ。
バイデンは口を開けて何かをじっと見つめるような表情でステージに登場した。口調は途切れ途切れで、時折、考えを最後まで言い終えるのに苦労しているように見えた。民主党が優位に立っている中絶などの問題では譲歩する場面もみられた。
10年以上にわたりあらゆるレベルの選挙活動に携わってきたある人物は「バイデン氏が我々の候補者であるべきだと主張するのは難しい」と漏らした。