109人が撃たれ19人死亡、独立記念日の週末 米シカゴ

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発砲の現場を調べる警官=5日、米シカゴ/Network Video Productions

発砲の現場を調べる警官=5日、米シカゴ/Network Video Productions

(CNN) 米独立記念日の4日から週末にかけての期間、イリノイ州シカゴでは相次ぐ銃撃で計109人が撃たれ、19人が死亡したことが分かった。

シカゴ警察が8日の記者会見で発表した。撃たれたのは全員男性で、年齢は16~36歳だった。

5歳の男児1人と8歳の男児2人が撃たれて8歳の1人が死亡した例や、15~40歳の計7人が撃たれ、40歳の1人が死亡した例もある。

ジョンソン市長は4日に市内で数十人の死傷者が出たことを受け、「すべての住民の安全確保に努める」と表明。警官が休暇返上で配置され、救急支援センターが開設されていると述べたが、銃撃は止まらなかった。

同市で昨年、6月30日金曜日の夜から7月4日火曜日までの期間に起きた銃撃事件では57人が撃たれ、8人が死亡していた。

銃暴力は近年、シカゴでも全米でも減少に転じているが、夏の間は増える傾向がある。背景要因としては暑さや学校の夏休み、戸外での活動が増えることなどが考えられる。

特に7月1~7日は例年、銃乱射と個別の銃撃がどちらも多発する期間。CNNが昨年、2014年以降の米国内のデータを分析したところ、年間で銃乱射事件が最も多く発生するのは独立記念日の7月4日、2番目が翌日の5日だった。

シカゴでは来月に民主党全国大会が予定されているため、警察は抗議行動などに備え警戒を強めている。警察本部長は同時に、戸別訪問などによる地域での銃対策にも力を入れていると強調した。

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