小学校銃撃の現場対応に失敗、元警官2人を起訴 米テキサス州

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大陪審は2022年の銃撃事件をめぐり元ユバルディ学校警察署長と警察官を起訴した/Eric Gay/AP

大陪審は2022年の銃撃事件をめぐり元ユバルディ学校警察署長と警察官を起訴した/Eric Gay/AP

(CNN) 米テキサス州ユバルディの小学校で児童19人と教員2人が死亡した2022年の銃撃事件をめぐり、学校警察の対応に不手際があったとして、大陪審が元警官2人を起訴した。テキサス州の関係者が27日、CNNに明らかにした。

起訴されたのはユバルディ統合独立学区警察署長だったピート・アレドンド被告と元警官のエイドリアン・ゴンザレス被告。今回の事件に対する警察の対応をめぐって警官が起訴されたのは初めてだった。

テキサス州公衆安全局によると、アレンドンド被告は27日に自ら出頭した。

ユバルディ地区検察が地元メディアに語ったところによると、2人は子どもたちを放棄して危険にさらしたとして重罪に問われている。

事件は22年5月24日、ユバルディのロブ小学校で発生。米司法省が先に公表した報告書によれば、連続する銃声、教員が撃たれたとの通報、閉じ込められた児童からの必死の通報など、惨事をもっと早く食い止められる機会は幾度もあったとされる。

しかし銃撃犯が学校に侵入してから阻止されるまでに、77分を要した。

司法省の報告書は、ロブ小学校に駆け付けた特定の警察官の指揮に重大な失敗があったと結論付けた。

アレドンド被告は22年8月に免職となっている。

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