サンディエゴ動物園、新顔パンダ2頭の写真を初公開

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まもなく4歳になる雌のシンバオ/San Diego Zoo Wildlife Alliance

まもなく4歳になる雌のシンバオ/San Diego Zoo Wildlife Alliance

(CNN) 米カリフォルニア州のサンディエゴ動物園は9日、先月末に中国から新たに貸与されたジャイアントパンダ2頭の写真を初めて公開した。

中国から米国にパンダが貸し出されたのは21年ぶり。雲川(ユンチュアン)と鑫宝(シンバオ)の2頭が先月27日、同州に到着していた。

動物園によると、2頭は非公開の獣舎で、新たな環境に順調に適応している。一般公開は数週間先になる見通しだという。

写真には笹を食べるユンチュアンと、横になってくつろぐシンバオの姿が写っている。

ユンチュアンはもうすぐ5歳になる雄。母親は同動物園で生まれた4頭目のパンダ、珍珍(ジェンジェン)だ。動物園によれば、鼻が長く、少しとがっているのが特徴。草の上を歩き回ったり、木に登ったりする活動を好む。

もうすぐ5歳になる雄のユンチュアン/San Diego Zoo Wildlife Alliance
もうすぐ5歳になる雄のユンチュアン/San Diego Zoo Wildlife Alliance

シンバオはまもなく4歳を迎える雌で、大きな丸顔と柔らかい毛に覆われた耳が特徴。静かに日光浴をしたり、大好きなえさを食べたりしている時が楽しそうだという。

サンディエゴ動物園は中国の専門家と緊密に協力して、新鮮な笹や好物の特製蒸しパンなどのえさを用意し、両国の獣医チームが健康状態や体重、食欲などを注意深く観察している。

中国は「パンダ外交」を通じて20カ国以上にパンダを貸与しているが、近年は米中関係の冷え込みとともに米国への貸与が滞り、返還が相次いだ。しかし中国はサンディエゴ動物園との協定に続き、4月には同州のサンフランシスコ動物園にも初めてパンダを貸し出すと発表するなど、積極姿勢に転じている。

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