米共和党全国大会最終日、主なポイント

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珍しいメラニア夫人の登場

トランプ前政権が終わりを迎えて以降、メラニア夫人は公の場にあまり姿を見せてこなかった。トランプ氏が起訴された口止め料を巡る裁判にも、CNNが主催した大統領選の討論会にも、夫人は出席しない判断を下した。

共和党の全国大会には18日の夜に初めて登場した。ただこれまでの選挙イヤーとは異なり、本人がスピーチすることはなかった。

「トランプマニア」が大暴れ

18日夜、トランプ氏の演説に先駆けて登壇した面々のテーマは、テストステロン(男性ホルモン)だった。

それは元プロレスラーのハルク・ホーガン氏のスピーチで最高潮に達した。同氏は演説しながら着ていたTシャツを引き裂き、トランプ氏こそ「真の米国のヒーロー」と宣言してみせた。

ほぼ政策不在の全国大会

政治的な集会に、生真面目な政策談義が盛り込まれることはまずない。ただ通常の基準でさえ、問題の存在や手っ取り早い解決策を確認することは往々にしてあるものだ。その基準に照らしても、今年の共和党全国大会は困惑させられる内容だった。

とりわけ最終日の夜はそうだ。そこには政治家がほとんど登場せず、右派系の著名人に出番を譲る形となっていた。

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