(CNN) 米大統領選の民主党候補に指名される見通しのハリス副大統領に、人気歌手ビヨンセさんが楽曲「フリーダム」の使用を許可したことが分かった。
ハリス氏は22日夜に選挙対策本部を訪れた際、「フリーダム」が流れるなかで登場した。
同氏に近い関係者がCNNに語ったところによると、その数時間前に陣営スタッフがビヨンセさんに許可を求め、快諾を得た。ビヨンセさんはさらに、ハリス陣営が選挙戦を通して「フリーダム」を使うことを許可したという。
ビヨンセさんは楽曲の使用に関し、厳しい基準を設けていることで知られる。ハリス氏への支持を正式に表明してはいないが、同氏を応援する姿勢がうかがえる。
ビヨンセさんの母ティナ・ノウルズさんは21日、バイデン大統領がハリス氏を後継候補に指名した直後に、同氏を支持するコメントをインスタグラムに投稿している。
ビヨンセさんはこれまでの大統領選で民主党候補を支持してきた。2013年にはオバマ元大統領の就任式で国歌を歌い、16年の選挙前にはヒラリー・クリントン元国務長官を応援するコンサートに夫のジェイ・Zさんとともに登場。20年大統領選ではインスタグラムを通し、バイデン氏への投票を呼び掛けた。
「フリーダム」は16年に発表された楽曲。20年に広がった黒人差別への抗議デモのテーマ曲にもなった。