歴史作ったホワイトハウス総料理長が退職、歴代5人の大統領に貢献

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バイデン米大統領に紹介されたホワイトハウスのシェフクリステータ・カマフォード総料理長=5月13日、米ホワイトハウスのローズガーデン/Mandel Ngan/AFP/Getty Images

バイデン米大統領に紹介されたホワイトハウスのシェフクリステータ・カマフォード総料理長=5月13日、米ホワイトハウスのローズガーデン/Mandel Ngan/AFP/Getty Images

(CNN) 米ホワイトハウスで29年にわたり、歴代大統領5人とその家族の食事を作ってきたクリステータ・カマフォード総料理長が退職した。ホワイトハウスがCNNに明らかにした。

女性初、非白人初の総料理長だったカマフォードさんは、クリントン大統領時代の1995年からホワイトハウスで働き始め、10年後に当時のローラ・ブッシュ大統領夫人が総料理長に昇格させた。

カマフォードさんはクリントン、ブッシュ、オバマ、トランプ、バイデンの歴代大統領一家のために食事を作り、家族の食事会から公式晩餐(ばんさん)会に至るまで、ホワイトハウスの全ての料理を取り仕切った。ホワイトハウスによると、最後の出勤は7月26日だった。

ジル・バイデン大統領夫人は声明の中で、「障壁を打ち破るキャリアを通じて温かさと創造性でチームを率い、私たちの心を豊かにしてくれました。長年の献身と奉仕に夫も私も感謝の気持ちでいっぱいです」とカマフォードさんをたたえた。

カマフォードさんは、3人の副料理長と製菓担当のスージー・モリソンさんで構成するチームを取り仕切っていた。

出身はフィリピンのマニラ。23歳で米国に移住してシカゴのホテルでサラダ係として勤務し、米首都ワシントン市内の二つのホテルで料理人を務めた。オーストリアのウィーンに半年間滞在してフランス料理を学んだ後、ホワイトハウス入りした。

2005年には約450人の中の一人として総料理長職に応募。最終選考は「料理対決」だったと振り返っていた。

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