ハリス氏、副大統領候補を2人に絞り込みか

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選挙集会で演説するハリス副大統領=7月30日、ジョージア州アトランタ/John Bazemore/AP

選挙集会で演説するハリス副大統領=7月30日、ジョージア州アトランタ/John Bazemore/AP

(CNN) 11月の米大統領選で民主党からの指名を確実にしているハリス副大統領が、自身にとっての副大統領候補として、ペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ知事とミネソタ州のティム・ウォルツ知事の2人に注力していることがわかった。複数の情報筋が明らかにした。

情報筋は、選考過程は依然として流動的であり、最終候補者3人はハリス氏が決断を下すまで誰も排除されないと釘を刺した。情報筋によれば、5日午後の時点でも3人目の副大統領候補であるアリゾナ州選出のマーク・ケリー上院議員も選考に残っている。

シャピロ氏はペンシルベニア州の司法長官を務めた経歴を持つ。2022年の州知事選では、20年大統領選の選挙結果を否定する共和党候補を破って当選した。ハリス氏は7月にペンシルベニア州フィラデルフィアを訪問した際、シャピロ氏について、バイデン大統領と自身にとっての「偉大なパートナー」と呼んだ。トランプ前大統領に対する暗殺未遂事件が同州で起きたことでシャピロ氏には注目が集まった。

ウォルツ氏は陸軍州兵として20年以上の経験を持ち、米同時多発テロ後には海外でも従軍している。06年の下院選では、6期務めた現職の共和党候補を破り周囲を驚かせた。その後も再選を重ねたが、18年にミネソタ州知事選に出馬するため下院議員の職を離れた。6年にわたるミネソタ州知事時代には、新型コロナウイルスの流行や、白人警官による黒人男性のジョージ・フロイドさん殺害などさまざまな政治的、社会的動乱に直面した。

ケリー氏はバイデン大統領が20年の大統領選でわずか1万457票差で勝利したアリゾナ州の上院議員。宇宙飛行士としての経歴やガブリエル・ギフォーズ元下院議員の夫として全米的な知名度を誇る。

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