ハリス氏とトランプ氏、支持率が拮抗 米世論調査
(CNN) 11月に行われる米大統領選で、民主党からの指名を確実にしているハリス副大統領と、共和党の指名候補であるトランプ前大統領に対する支持率について調査したところ、いずれも支持率で明確なリードを確保していないことがわかった。
今回の調査には、登録有権者もしくは投票する可能性のある有権者の中でのハリス氏とトランプ氏に対する意識を調査した直近の四つの全米世論調査が含まれる。
ハリス氏とトランプ氏の対決の場合、トランプ氏を支持するとした人の割合は49%、ハリス氏を支持する人の割合は47%だった。
今回参照した世論調査の中には4日に公表されたCBSニュースとユーガブによる調査が含まれる。CBSの調査によれば、全米の投票する可能性の高い有権者からの支持はトランプ氏が49%、ハリス氏が50%となり、いずれも明確なリードを確保していなかった。今回の調査結果は民主党候補にとっては支持率の改善を意味する。バイデン大統領が大統領選から撤退する前の調査では、トランプ氏の支持率がバイデン氏の支持率を5パーセントポイント上回っていた。
登録有権者の大部分が現在は自身の大統領候補の選択肢について、興奮している(36%)、あるいは満足している(31%)と回答した。
CBSの調査では、登録有権者の78%が投票を決断するのにハリス氏についてすでに十分知っていると答えた。22%がハリス氏について、もっと知りたいと回答した。登録有権者のうち64%がハリス氏の考え方や政策への立ち位置について、バイデン氏とほとんど同じだと答えた。まったく同じと回答した人の割合は18%、大きく違うもしくは全く違うと回答した人の割合は18%だった。
CBSの調査で、米国は黒人女性の大統領を選出する用意ができていると答えた人の割合は68%、用意ができていないと答えた人の割合は32%だった。