ハリス氏、民主党候補指名に必要な票獲得 党全国委員長が発表
(CNN) 米民主党全国委員会のハリソン委員長は2日、ハリス副大統領が党の大統領候補の指名に必要な民主党代議員の票を獲得したと発表した。
ハリス氏は黒人女性、アジア系女性として初の主要政党の大統領候補となる。
指名に必要な票数の獲得は2日のオンラインイベントで発表された。代議員は1日から指名候補を選ぶオンライン投票を開始しており、5日夜までこのプロセスが続く見通し。
オンラインイベントに参加したハリス氏は「民主党の大統領候補指名が確実となり、光栄に思う」とコメント。「オンライン投票の期間が終了次第、来週に指名を正式受諾する」と明らかにした。
イリノイ州シカゴで今月開催される民主党全国大会にも触れ、「一つの党として団結し、この歴史的な瞬間を一緒に祝う機会になる」と言い添えた。
バイデン大統領が選挙戦を終了してハリス氏支持を表明した直後から、指名獲得の見込みがある候補がハリス氏しかいないことは明らかだった。対抗馬となる可能性のある人物も含め、党のほぼ全体がすぐにハリス氏支持を表明しており、ハリス氏が指名獲得に必要な数の代議員から非公式の支持を取り付けるまで36時間もかからなかった。
ハリス氏による副大統領候補選びは最終段階に入っている。選考過程に詳しい情報筋によると、ハリス氏は今週末に有力な最終候補者と面会する予定で、その中にはミネソタ州のティム・ウォルツ知事やペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ知事、アリゾナ州選出のマーク・ケリー上院議員、ケンタッキー州のアンディ・ベシア知事、ピート・ブティジェッジ運輸長官、イリノイ州のJ・B・プリツカー知事らが名を連ねている。